予備役(よびえき)は、将校の位置の一つ。現役定限年齢に達した者・幹部候補生にして少尉に任官した者・傷痍疾病により現役に堪えられない者・宮内官文官を命ぜられた者が編入された。戦時・事変に際し動員され軍務に服した。定限年齢に達すると後備役、昭和16年3月以降は退役となった。官報では従来「予備被仰付」と発令され、予備役編入前日まで現役にあったが、大正3年半ば頃から予備役編入前に1ヶ月程度の待命期間を経て「予備役被仰付」となった。