位階

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位階は、官吏や軍人の序列の標示であり、古くは平安時代の律令制に始まる。明治に入り旧来の30位の叙位制度を改め20位制を経て現在にも続く16位の制度となった。正一位にはじまり従一位、正二位、従二位と続き、正八位・従八位まで定められている。

陸軍軍人として陸軍少尉に任官すると数カ月後に正八位に叙される。3-4年で次の位階に進み、大佐になった頃には従五位に到達し、予備役編入に際し位が進められ正五位となった。少将は予備役編入で従四位、中将正四位に到達する。大将の多くは正三位以上に叙せられた。予備役編入後も官職についていた場合進級することがあった。華族の者は従五位からはじまり、軍人としての叙位と華族としての叙位が並立した。

叙位は日々の官報において公告されたが、戦時においては現役軍人の叙位叙勲は秘匿され、大東亜戦争期には陸軍叙位通報として陸軍部内で配布された。